鞄人への寄付
Donation to Kabanbito
鞄人への寄付
このプロジェクトは、日本のものづくりの技術継承サイクルを絶やさないための仕組みづくりと、業界の参入障壁を下げ鞄業界を活性化するとともに業界にイノベーションを起こす仕組みづくりを実現するための原点です。
はじめまして、株式会社鞄人 代表取締役の坂井一樹です。
私は鞄業界で製造業、小売り店舗、自社ブランドの卸業を営んでおりました。
祖父の代からの鞄メーカーで、小さい時から工場が私の遊び場でした。内職さんの糸つみを手伝ったり、毎日職人さんたちに接してもらいながら育ちました。そんな私はこの業界が大好きです。
しかし、時代の変化は急激で、私の周りでも事業の縮小・廃業・倒産、と鞄業界を後にする人たちが増えてきました。
仕事はあるが人材がいない。人材はいないが仕事がある。この状況、何とかならないかな?
鞄に携わるすべての人を1つにできないかな?と考えるようになりました。
そんな時、同業者のある職人さんの一言、「今の時代職人の子は職人じゃなく公務員やで!」という一言がきっかけで「職人の未来」についても常に考えるようになりました。どうしたら職人が職人でいれるか。どうしたら職人達の生活が少しでもよくなるか。どうしたら職人の技術の継承サイクルを絶やさないか。
そんなことを毎日毎日考えていましたが、考えているだけでは何も変わらないので挑戦してみよか!と2016年末に株式会社 鞄人を設立。仕事をしているなかで感じたニーズや課題点を解決できたらと、企業と人と仕事をつなぐサイト『鞄人.com』のシステム開発を個人的にスタートさせ、1年弱の開発期間を経て昨年10月末にβ判をリリースしました。
次に目指すのは、職人を志す人が増え、技術の継承と鞄業界が活性化することです。
『鞄人ファクトリー』は、会員であれば誰もが自由に24時間出入りでき、1時間単位で気軽に設備を借りられる工房です。 設備は、業界をリードするメーカーと同等のものを備えます。
現在、鞄の製造に携わっている人達がスキルを向上するための場、独立を目指す若者達・鞄の仕事についてみたい人達・趣味でものづくりを始めてみたい人達が気軽に集い横の繋がりを広げられる場、自分のアイディアを形にして販売できる場、夢に向かって挑戦できる場を皆様と一緒に作り上げていきたいと考えています。
強いては地域に貢献することも目的とし、『鞄の街 豊岡』から業界にイノベーションを起こしてMade in Japanの製品を世界に発信していきます。